黄斑円孔

生活

今日は植物ネタではないので興味ない人はスルーしてね.(おまけに長文注意)

「黄斑円孔」…聞いた事の無いこのタイトルは私の眼の病名.
最近PCを見ていて右眼の視力が落ちて左右差が気になるようになっていた.ある日のこと,洗面所の鏡に水滴のシミが1つあり,何の気になしに視点はそこに合わせて首を左右平行に動かしシミを追ってみた.左眼は何とも無かったが右眼である1カ所,そのシミが消えて見えなくなるではないか!これはおかしいぞ~,視野が欠落しとる!と思い,すぐ近所の眼科へ飛び込んだのが1/31の夕方.

40分ほど検査されて診断された結果が「黄斑円孔(おうはんえんこう)」.
網膜の中心に「黄斑」という部分があり物を見るのを司っているが,そこの中心部に穴が開いてしまうのが黄斑円孔という病気.詳しい事はググればたくさん出てくるのでそちらへ任せるとして.

かかりつけ眼科にて;病名を教えてもらった

そこでは「黄斑円孔は手術でしか治らないので病院を紹介します.普通は手術になり入院が必要です.術後に網膜剥離など合併症が出る場合がありますから.ただ,個人開業医では日帰り手術をしているところもありますから,どなたかご存知の方があればそちらに聞いてみて頂いても良いですよ」と言われ,紹介する場合,阪大病院ともう1つの大病院を示された.ただ,阪大病院は行きやすいけど朝から夕方までかかるので一日仕事だと思って下さい,とのこと.(~_~;)
まぁ,いきなり手術・入院と言われても病院の情報がさっぱり分からないし,日帰り手術出来るならそちらも良いかなと思い「調べてから後日連絡します」と言って帰宅した.
帰宅途中,近所の別の眼科で白内障手術を手がけるところがあったので,そこで黄斑円孔の手術をしていないか電話で確認したところ,やっていないとのことで候補から消えた.

その夜から病気自体のこと,病院のこと,ググる,ググる~~.
ググりまくった結果,やはり自宅からアクセスの良い大病院で手術した方が良さそうだし,そこの診察券を手に入れたら今後も便利かもしれない…と思い,翌朝「阪大病院にします」とかかりつけ眼科に連絡した.すると「これから阪大病院へFAXを入れますが網膜外来は火曜と金曜なので最短は2月4日ですね」と言われ,候補は3つ書くようだったが2月4日を第一候補にしてもらった.「向こうからの返事は3時間後くらいになるかもしれませんがあしからず」と言われ待っていたら1時間後には連絡があり2/4 10:30の予約が取れた,という事だった.

紹介状が必要だったので翌朝かかりつけ眼科に取りに行ったら,阪大病院の予約票(記入欄有り)と初診の案内(病院へのアクセス,受付箇所)を紹介状と一緒に渡してくれた.それによると予約より30分早い10時に受付に来るよう指示されていた.これで腹をくくって行くしかないと覚悟した.

2/2,2/3とよく眠れず最悪な体調で本番を迎えることに.とりあえず時間より15分ほど早く現地入り,受付を済ます.そこで初診用にいろいろ案内の紙を渡されたが,本命の「眼科外来 初診の流れ」を見てビビった.関門は6つ.こりゃ時間がかかるハズだ~と納得.流れは次の通り.

1.受付 手続き後,問診表を記入し,受付へお持ち下さい.
2.基本検査 マイクで名前を呼ばれたら,視力検査室でお待ち下さい.診察前に視力・眼圧などを測ります.検査終了後は外待合でお待ち下さい.
3.予診 マイクで名前を呼ばれたら,中待合あるいは呼び出しのあった番号の診察室にお入り下さい.終了後は外待合でお待ち下さい.
4.追加検査 予診後ほとんどの場合,追加検査があります.検査終了後は外待合でお待ち下さい.
5.本診 診察の順番が近づくと,マイクでお呼びします.中待合でお待ち下さい.
6.診察終了 ピンク色の「外来基本カード」を受け取り,正面⑤番窓口へ提出して下さい.

そして眼科の場所へ行ったらさらにビビった.既に50人以上?の人々が外待合で待機しているではないか!こんなに混んでいたらウワサ通り帰宅は夕方だな,と諦めが付いた.

さぁ,そこからが大変.ひっきりなしに各所(視力検査室,写真室,造影室,手術室,診察室など)からアナウンスがある.いつ何時呼ばれるか分からないので本を読むのもままらなず,トイレへ行くのもためらわれ…という状況.(~_~;)

そんな中でも1度目の予診を終えたのが11時過ぎ.上の流れには記載が無かったが,追加検査の後再度予診室へ呼ばれた.予診室の先生によると「今日は空いていて早い方」とのこと.2度目の予診を終えたのが12時過ぎ.ここまで来て「先生たちは,患者さんたちはいつランチにするんだ?」と疑問が湧いたが,本診があるので残って待っているしかない.外待合は昼の時間となり人は半分以上減った.

ようやく本診.中待合で待つことなくいきなり本診室へ呼ばれた.そして驚く展開に.先生によると画像を見ながら「今,穴は塞がっていますのでしばらく様子見します」とのこと.「はぁ?(・_・)」どうやら黄斑の上にあった薄い膜がプチッと切れて引っ張り力が無くなりそれで空いていた穴が塞がった模様.「このまま穴が塞がるか,あるいはまた空いてくるかは分からないのでしばらく様子見ですね」と言われ,次の診察日をいつにするか相談して決めた.こんな現象がたまにあるのはググった時に分かっていたが,とりあえず聞いてみたら「レアなケースです」と.「どれくらいレアなんですか?」と聞くと「数パーセント.これで治ったら学会発表ものです」とのこと.(・_・;) このまま塞がったら手術不要でありがたいのだが.そういえば右眼の視力は数日前より回復している自覚があった.そういう事が起こっていたのか.

かかりつけ眼科にて撮影させてもらった画像;矢印が薄皮,●印が穴の開いた部分

いろいろググっている時に薄膜が破れたら(これは破れても大勢に影響無しらしい)引っ張り力が無くなり元の状態に戻って穴が塞がる場合がある,と書いてあるのを見て「激しく頭を振って薄膜がブチッと切れへんかな」とやってみたことがあった.まさかそれが効いたのではないだろうけど…(~_~;)

結局支払機で会計を終えて病院を出たのは13時半だった.上出来の早い方だったのだろう.
ともあれ次回の診察次第で運命が決まる.何も無ければ良いなぁ.

コメント

  1. 月イチガーデナー より:

    DORAさんこにゃばんは~。
    視力が衰えたりなくなったりしたら、他の4感よりもかなり人生の楽しみを失ってしまうと思うので、何はともあれ良かったですにゃ。ただ、また通院しなくてはならないということなので、苦痛は苦痛でしょうが・・。

    しかし阪大病院のそのシステムって、コロナだからですか?それとも通常運転? 
    いずれにせよ、ドクターにとっても患者さんにとってもブラックそのものですにゃ。まあ
    日本のトップ水準の医術を公共料金水準で受けられる・・・ということを考えれば、そのくらいは我慢しなくてはならないのかもしれません。飯田のような地方都市では大学病院なんてなくて、日本のほとんどがそういうところですからね。

    ご無沙汰している間にDORAさんところも百花繚乱ですにゃ。DORAさんといえばトロパでしたが、ここ数年はラぺもラインナップに入りましたね。オレオの大きい方はそろそろ株分けして危険分散&球根が肥大するスペースを作った方が良いかも!?

    • DORA より:

      月イチガーデナーさん,おはようございます(^^)
      ご心配頂きありがとうございます,このまま何も起こらず無罪放免になることを祈るばかりです.
      もし蓼科でこんな現象に遭遇したらどうなるだろうなぁ,とふと思いました.まぁ,町医者に飛び込み,大きな病院へ紹介されるのでしょうけど,医療に関しては選ぶ余地のある都会の方が安心感あります.

      ところでラペさんですが…
      もっと余裕を持たせた方が良いのは分かっているのですが,スペースの都合でオレオはキューキューに詰めましたからねぇ.(^^; さすがに来季はもっと分けて植えようと思ってます.

  2. mametaro より:

    DORAさん、先週は大変だったのですね。いざ手術、入院とかなると呆然としますよね。色々ググるのが得意なので、それが良かったのかもですね。
    実は私は32歳のころ、眼の病気で一月半も入院しました。片方の眼にの真ん中に黄色い膜が入って、眼の検査の一番上の大きなCも見えず、聞いたことのない病名をつげられ、即市民病院に入院となりました。手術はしなくてよかったのですが、大量のステロイドの点滴治療がはじまりました。副作用で退院したころはムーンフェイスで顔パンパン、なのに足の筋肉落ちて、布団もひっぱりだせないほどでした。一種の網膜剥離で原田氏病という病気でした。いちねんぐらいかけて、薬を減らしていきました。検査のたびに黒目を開く眼薬をさされるので、サングラスがないと外歩けません。
    その後色んな副作用かあると心配しましたが、再発とかもなく今にいたります。もうその倍以上の年となりました。

    どうぞお大事に。このまま治まってくれることをお祈りします。やはり大きな病院へ行かれるのが良いと思います。

    • DORA より:

      mametaroさん,こんにちは(^^)
      なんと!そんなご苦労をされておられたとは!!(・_・;)さぞ大変だったでしょうね.
      「はらだしびょう」で変換かけたら「腹出し病」って出て思わず爆笑してしまった…(~_~;) 失礼.「原田氏病」聞いた事が無かったです.免疫疾患の難病みたいで今もステロイド剤での治療になるみたいです.
      黄斑円孔は昔は治療が難しい病気だったようですが,今は技術の進歩で簡単な手術で済むようです.

      若い頃の1ヶ月半入院はリハビリが大変だったでしょうけど回復はしますよね.今の年齢で1ヶ月半なんて聞くと「ボケそうや~」と思ってしまいます.(~_~;)
      ともあれ副作用も再発も無くご無事で今まで来られて何よりです.これからもご無事を祈ります.
      ハイ,私もこのまま何事も無く収まってくれたらと願っています.月末の咲くやこの花館イベントにはぜひ行きたいですから.(^^;(←そこか!)

  3. たま より:

    ひょ~~(゚д゚)!マメさんも大変だったんですね!
    で、原田氏病がいっぺんに変換出たので腹出しにならんかった・・
    ちょっと残念(´-ω-`)(こらこら)
    月さんmametaroさんDORAさんこにゃにゃ( ̄▽ ̄)
    DORAさん~~お疲れ様です
    で、一つの病院で1日で検査が終わり診断が下り、なんやったら手術日が決まる手はずだったんで、それはそれでよかったなと。
    白内障の施術は診断用の検査→診察、日が変わって術前検査→手術予定説明、別の日手術、次の日術後診断、経過観察、、、、っと長々引っ張りまわされましたよ(義母さんの時)
    今回は手術しなくて済むと良いですねえ・・・次回の診察までに良くなっていることを望みます( ̄▽ ̄)
    ちなみに、私が診察受けている大学病院は予約入れてても2時間待ちで、途中緊急の患者さんが入ったら更に伸びて行くですだ(+_+)なのでその日別の用事が入れれニャいっす

    • DORA より:

      たまさん,こんばんは(^^)
      あはは~,腹出しにならんかったって…(^◇^)また笑ってシワが増える~.(-_-)

      白内障手術はつい昨年末相方が経験したのでよく分かってます.しばらく洗髪禁止なのでワンコ洗うみたいなドライシャンプー要るねぇ,なんて笑いながら準備(人間用)してました.術前も目薬,日帰り手術だったんで術後は2日間連続通院,その後は1週間後,さらに1ヶ月後…って感じだったかな.やたら目薬さしてました.冷蔵庫の一部を目薬に占領されてたなぁ.(~_~;)

      ありがとうございます.咲くやへ行けるよう,みんなと会えるよう,祈ってて下さい.
      大学病院って予約あってなきがごとし,ですよね.終わりが見えないのでその日は予定入れられないです.(-_-) 次回のXデー(診察日)は14日.チョコでも持って行くかな.(^^;