T. hookerianumの種を譲って下さった花友さんから親株写真の使用許可を頂いたので,親子比較を実施.ということでまずは花友さんちの親株の様子.今年も見事に葉が茂り,迫力ある一鉢に仕上げられている.そして花のアップ写真も付けて下さった.(感謝)



親株の特徴としては花色がイエローで花弁がやや外に反る傾向が見える.距は根元が太く短い.これはbrachycerasっぽい感じの距の形.咲き始めから最盛期はイエローで花が終わりに近づくにつれやや赤みを増していく.
さて,この親株からどんな子孫が出たのか並べてみよう.少なくとも母親は上の株だが父親は不明.それにしてもよくまぁ,これだけ花色のバリエーションが出るものだ…と感心する.
まずはH2101号からスタート.こちらは淡い肌色の花が咲いたと思っていたら途中から黄色の花が咲いてきた株.別の種が1つ混じっていたのだろう.淡い肌色の花は大輪でaustropurpureumっぽい感じ.距の感じも角張っておりそれに似ているが長さが短い.花弁が外側に反り気味になるところは親に似ているかな.


H2102号も大輪.イエロー系だが親株とは雰囲気が異なる.花弁に細かいネット模様が入る.距は角張った形.


H2103号は親とは似つかぬオレンジ色.しかも開きかけのツボミは赤っぽい.開くとオレンジになり枯れると最終的に紫になる.なかなかユニークな変色ぶり.



H2104号はイエローだが,咲き始めから開くにつれ雰囲気が変わる.咲き始めの花弁は網目っぽい柄だが次第にそれが薄れていく.3/4と3/6の画像を見比べて欲しい.




H2105号もイエロー系.H2102号のイエローと似た花色だが,花の形が乱れる.距は短いタイプ.


H2106号はマットなイエロー.花色の経時変化は少なく,距は少し長い.これが一番親株に似ているかな?


今までの中で一番親と似つかわしくない花色のH2107号.3/6の画像を見ると距は長め.



コメント
ええ~咲き始めと終わりで結構色が変わりますねえ(゚д゚)!
んでんでバリエーション豊か!
1粒で2度おいしい(; ・`д・´)
おお~その仕立て方はCactusさんですね(*^-^*)
丁寧じゃ~~
私の好みはスジスジの2102号・・
粒粒模様はぞわわわぁ~~ってなりますが(^^;
筋筋は大丈夫ぅ
たまさん,おはようございます(^^)
バリエーションあって楽しいでしょ~(^o^)
そそ,Cactuさん仕立ては見事です.毎年惚れ惚れしながら拝見しているのです.(*^^*)
あはは,ツブツブがダメでスジスジはOK? 2102号は個性的で主張がありますね.スジ具合が良い感じです.(^^)
同じ親からこれだけ幅広い花色が出るのは面白いですね.
お父さん誰?と思ってしまいます.(^o^)
DORAさん、たまさん、おはようございます(^^)
長文のご説明有難うございます、全株咲き切りましたね(*^^)v
それにしても凄い変異ですね、これだけ変化しますか!?
種親と同じ花が出ていませんね、
こうして見ると種親と同じ株を作るのが至難の業ですね(>_<)
Cactuさん,おはようございます(^^)
そうなんです,これだけの花色変異株が出来ました.私もビックリしています.(@_@)
Cactuさんちみたいにtricolorもどきは出ませんでしたが.(^^;
種親とそっくりさんは居ませんねぇ.必要だったら挿し芽で作るしか無いかな.(^^;
この子たちからうまく種が採れたらその次の世代でどうなるか,それも楽しみです.親の遺伝子は入ってるハズなので次世代でそっくりさんが出るかも??