ダイヤモンドリリー・Zoomセミナー第3回

9/25にダイヤモンドリリー・Zoomセミナー第3回が開催された．大阪は30℃越えの暑い日だったが東京は20℃台で涼しいとのこと．ただ，雨が降っていて咲き始めているダイヤモンドリリーのキラキラが自然光で紹介出来ないのが悔しい，と人工太陽（LEDライト）を準備されていた横山さん．何故花弁がキラキラするのか，の説明もあった．

9月も下旬となると親株室には色とりどりの開花株が出現．最初はこれも咲き始めた原種シクラメンの紹介や花が終わったブルンスビギア，ゴツゴツの亀甲竜，そしてダイヤモンドリリー各種を移動カメラ目線（横山さん手持ちのスマホ）で見せてくれた．

そして本題へ．開花調節の挑戦の話（オリンピック・ヴィクトリー・ブーケへの挑戦）では5000個くらいの球根を使って開花調整（開花調整自体は成功）したがオリンピックは一年延期，その球根はもう使えない．無理な温度調整をしてしぼむ球根，ダメになる球根続出，計り知れずで多大なるロスをしてしまった，と．それで今年出回る切り花・球根は少ないらしい．なんせリカバリーするにも時間がかかる植物だけに大変．

今は暑い夏前まで東京で過ごしたダイヤモンドリリーを夏の間は山上げし，標高1400ｍの涼しい所で過ごさせて，秋にまた山下げという事をして早く開花スイッチが入るように調節しているとのこと．早咲き・遅咲きの子を誕生させ，昔，お父さんの代ではたった2週間ほどだった開花期を10月上旬から11月下旬にまで拡大，出荷出来る期間を長くして，一点集中だった出荷時の負荷を出来るだけ分散出来るようになったそうな．

そして切り花の話．3輪ほど咲いたタイミングでカットすればOK.カットもハサミを使わず手で折れる方法を伝授．切り花であっても種が採れる．切り花にする時の水は少量でOK.

質疑応答の後の番外編（時間外）では，温室内に咲いているダイヤモンドリリーを1つずつアップにして見せてくれた．ピンク，濃いピンク，紫がかった色，アプリコット系，白，中にはピコティまであって目の保養．チャットで質問したが濃い紫系の「マタル」は未開花とのこと．この花が見たかったなぁ．

今回のセミナー土産はフミリス（ん，ヒルスタだったか？忘れた）の白花．今回はセミナー土産有りコースと無しコースが設定され，私は無しコースを選んだ．どうせ来月咲くやこの花館イベントで何かゲットするに違いないから．(^^;

大阪（露天の北バルコニー）で唯一咲いていたのはフミリス．もうカット済み．ヒルスタは咲いていなかった．(-_-)

そして友情出演は八重ヒガンバナ2株．どちらも北バルコニー在住，放置栽培．蓼科でヒガンバナが見られなかっただけに，こちらは無事に花が見られて嬉しい．どちらも初開花，陽春園近くの山草店で2019年10月に購入．大きい方は八重ヒガンバナ(200円），小さい方は八重ヒガンバナ黒法師(1200円）と格安だった．その後コロナ騒ぎとなり，店主のご高齢のおばちゃんとはこの時以来お会いしていない．まだお店は健在なのかなぁ，とちょっと気になっている．