野々口さんセミナー（前編）＠万博記念公園

2/11午前10時～11時；万博記念公園・パビリオンにて野々口さんと佐藤さん（岐阜県の生産者，大和園の方；パステリッシュ・ストレインが有名）のセミナーが開催されることになっていた．

平和のバラ園裏の休憩所前が苗売り場となっていて，こちらは開園9時半と同時にコンテスト用苗の展示と売り物の苗が並ぶ．万博記念公園はだだっ広い．この苗売り場からパビリオンまで徒歩10分ほどかかる．10時からのセミナーに間に合うようにしようと思えば10分前に苗売り場を出発しないといけない．
その前に開園と同時に入園（私の場合は徒歩で西口から）しても苗売り場に行き着くには10分以上かかる．計算すると苗を見られるのはたった10分足らず…なんとも無茶なタイム・スケジュール！(-_-)

セミナー後にゆっくり苗を見られると良いのだが，午後のセミナー＠咲くやこの花館に向けすぐに万博記念公園を後にしないといけない．常に時間に追われるプレッシャー．(-_-)

ともあれ開園と同時に入園，苗売り場へ早足で直行．勝手知ったる公園なのがありがたい．現場ではコンテスト苗が机上に並び売り物の苗も並んでいた．京阪園芸のスタッフさんにご挨拶，いつも横山さんのイベント時にお手伝いされてるスタッフさんが来られてて声をかけて下さり再会を喜ぶ．講師の野々口さん，佐藤さんのお姿も見えたのでご挨拶．前日の大雪で野々口さんが来られるか心配していたが，早い段階で雨に変わったので大丈夫だったとのこと．雪深い（2mほど積もるらしい）所からお越しの佐藤さんは直接ここまで車で来られたそうな．講師の皆さん，ご無事で何より．

こちらはコンテスト用にズラリと並んだ苗たち．

平和のバラ園裏のヘレボ・コーナー，大和園の苗が植えられている場所をお客さんと一緒に見ておられた佐藤さんに合流．ちらほら開花している株があるが，古葉がジャマしているのが気になる．中には古葉の下で咲いている子も居て，佐藤さんと「古葉切りたいですよねぇ」と話していたのだった．

そうこうするうちに移動しないといけない時間となりパビリオンへ．講師の皆さんは車で移動されるとのこと（そりゃそうだろう）で，私は慌てて走って会場へ．会場にはすでに20名ほどの人が集まっていた．10時スタートの予定が遅れてスタート．

セミナーのポイント（一部）
1．植え替えは基本的には秋だが，購入株は早めに植え替えるのがおすすめ．（野々口さん）
　環境に合った土にすること，早めに花をカットし新葉を大事に育てると来季も花が見られる．
　東京では3月中旬まで，大阪では3月上旬まで．
　最高気温が25度に達するとヘレボたちにとっては「夏」となり生育が止まる．
2．生産者はハウス栽培だと言うことに留意．（佐藤さん）
　大和園では外マイナス10度，ハウス内は設定3度で加温．
　生産者によっては無加温の所もあるがハウス内は風は避けられる．
　購入株をいきなり寒風に当てると傷む場合があるので注意すること．環境に慣れるまでは保護必要．
　新葉を大切にすることが重要．
3．肥料の話
　ハイポネックス微粉を使用（2リットルのペットボトルにティースプーン1杯約2g入れて）
　スプレー散布すると葉がシッカリして良い．（佐藤さん）
　オリジナル培養土使用，タクト（バイオゴールド），ハイポネックスを利用（野々口さん）
4．原種の話（佐藤さん）
　原種を出している生産者は少ない．大和園では2000株ほど原種あり．
　原種交配でおすすめ出来るのは横山園芸のプチドール．花が多いし形質が安定してきているから．

などなどお話があり，主催者が「スタートが遅れたのでセミナーは15分延長，その後苗売り場でコンテスト苗を見て頂きます」とのこと．内心「ウッソー，そんなんしてたら咲くやに間に合わんぞ(-_-)」と焦る．野々口さんも「え，段取りが変わるならもっと早く教えてもわらないと」と苦情を呈しておられたのを「ホンマやわ！(-_-)」と思いながら聞いていた．

ともあれセミナー終了，みんなでゾロゾロ苗売り場へ向かう途中で，私は野々口さんに「咲くやへ行くのに間に合わないのでここで失礼します！」と宣言，別行動で最寄り駅へすっ飛んで行ったのだった．

太陽の塔周辺に植えられたチューリップが満開で見事．ちょうど「梅まつり」も始まったことだし，別の機会にゆっくり見られたら良いな．(^^)

…後編につづく

＜おまけ＞　野々口さんがYoutubeに万博記念公園の様子をUPされていたのでURLを貼っておく．
https://www.youtube.com/watch?v=XyppTbioRNU
うんうん，やっぱり古葉は切りたいよねぇ～．(^^)
とスタッフさんに訴えていたら19日に処理する予定らしい．これで花芽も上がりやすくなるだろう．