バラクラセミナー「人類未来の庭園」

蓼科は昨日梅雨入り．今朝未明は激しい雨が降っていたが8時頃には上がりもう日がさして空気はムワンと蒸し暑い．

6/3にバラクラで「人類未来の庭園」のお題でRHSのティム・アブソン氏（Dr. Tim Abson; RHS=王立園芸協会・園芸最高責任者）のセミナーが開催されたので参加．11時からスタートで約1時間，最初にスケジュール説明があったり山田社長の挨拶があったり，ティム氏の紹介があったりした後，翻訳しながらのセミナーなので正味は半分といったところか．

そんな短い時間の間で，画像を見ながらRHSで行われている最新の取り組みが紹介された．キーワードは「Wellbeing」「Wild Life」など．RHSは教育にも力を入れている模様．
セミナー中は写真を撮って拡散することは禁止とのことで画像は無し．代わりにセミナーが始まる前に撮ったものを載せておく．

セミナーの中で「ほぉ～」と思った事やツッコミ気分になった事（笑）を記しておく．

・RHSには5つのガーデンがあり，世界各国には220のパートーナー・ガーデンがある．バラクラもそのうちの1つ．
>>>ちなみにティム氏は「Barakura（バラクラ）」を「バラキューラ」と発音された時があって「ドラキュラみたいやな」と思った．(^^;

・ウィズレーガーデンでは「科学的に数値化」を実践．たとえばHot garden(赤，黄，オレンジなどの花色を使ったガーデン）とCool garden（青，白，パープル，グレーなどの花色を使ったガーデン）で過ごした後，血圧を測ることにより花色の効果を調べる．
>>>ここ，血圧と訳されていたが「Heart Rateと言っておられたので心拍ちゃうの？」と思った．
また，花色だけを取り上げられていたけど香りは？とツッコミ入れたくなった．

・気候変動を和らげ環境問題の観点からピート・フリー（Peat Free；ピート（泥炭）を使わない)用土を推奨している．ピートは野生生物にとっても大事なもので，しかも二酸化炭素を吸ってくれるので自然のピートは残すように取り組んでおり，用土は代替品を使うよう推奨している．
>>>代替品ってそもそもどんなモン？

っと，こんな具合で短いセミナー内でもいろいろ聞きたいこと満載，後で質疑応答タイムがあるかな？と思ったのが甘かった．時間が来たら拍手してハイ，おしまい．後のタイム・スケジュールがみっちり詰まっているので仕方ない．ん～，消化不良．(-_-)

1階では書籍が販売されていて，ちょうどRHSの本があったので買ってみた．
ふむ，ちゃんと香りの効果も書かれているではないか！！そりゃそうだよねぇ．(^o^)

セミナー後，ガーデンを軽く回ると，それぞれ場所は異なるがトラディスカンティアが同時に3色咲いていたので載せておこう．日射しがまぶしい日だった．

＜オマケ＞
昨日庭を見ていたらポピー・ブラック・マジック（略称；ブラマジ）を植えている近くで赤い点を発見．なんじゃ？と思ってよく見ると…お！？コイツは実生のブラマジではないか！！黒いポピーも気温が高いと赤く咲く．草丈10cmあるかないかの超ミニサイズ．皆さん実生で出てくる話を聞いていたがウチじゃ落ち葉布団をたっぷりかけるし無理なんだな，と思っていた．
今季も同じ場所にブラマジ苗を買って植えた．この子は今季の子からの実生なのか，昨年の子の実生なのか？分からないけど「実生で咲く」ことが分かった．