天下一植物界

第3回天下一植物界が10/21～22日兵庫県宝塚市の宝塚市芸術文化センターで開催された．こういうイベントは初日がメインと相場が決まっている．遠方から来る生産者は売り切り体勢，1日目でかなり売れたら二日目は補充が無く売り物は少数となってしまう．

特に欲しいものは無かったが，原種シクラメンを扱うつるかめ山草園さんが来られると分かっていたので覗いてみることに．と言っても21日午前中はマンションの消防点検のため足止め，午後からの参戦となった．この時点でもう勝ち目なしの残り物覚悟．

阪急宝塚駅から徒歩7，8分のところに会場があるのだが「花の道」を歩くその道中が楽しい．ぶっとんだのがローズマリー．おぉ～，完全に木質化している．不思議な形，まるで和風？なんてのもあって面白い．

秋バラが咲いていた．「ベルサイユのばら」だそうな．季節外れの八重ヤマブキも開花中．(^^;

天下一植物界の会場が見え，グリーン屋根のテントで受付をやっていた．買い物する人は受付でリストバンドをもらって着用．そもそも売り場のマップはないの？と思ったがどこにもそれらしきものは見当たらず．インスタやフェイスブックで見てね，ということか．いや，見たんだけど字が小さすぎて読めない．(-_-)　拡大しても不明．戸外の会場，屋内の会場と会場はだだっ広い．目指すところはたぶん屋内だろうなと見当を付け，あとは聞くしか無いと思いお目当て生産者の名前を言って場所を尋ねたらすぐそこだった．(^^;

お目当てはつるかめ山草園の原種シクラメン．え？これだけ？(･_･;)

思わず「明日は苗が追加されるんですか？」と園主に尋ねたら「いいえ，これだけです」と．(^^;
そりゃそうだ，千葉からはるばる出店されているのだから追加は無理だろう．
朝はミラビレ・タイルバーン・アンもあったようだが速攻で売り切れ．マニアは早い．
手ぶらで帰るのも惜しいので濃い花色のヘデリとミラビレ1つをゲット．

シクラメンの花色，花姿などで話が盛り上がる．同じ品種でも花茎が長かったり，短かったりするのは主に個体差なんだとか．面白いと思ったのが，同じトレーに同じ品種を入れておいたら周囲の苗は背が低いけど真ん中の苗は草丈が長くなることがあるそうな．これは風当たりによるものらしい．

濃い花色の話で，「ウチのローゼンテピッチは濃い色してます．種は原種シクラメン協会のTさんから頂いたものなんです」と言うと「あぁ，Tさんはちゃんと花色で選抜されてますからね」とのこと．さすが！

ミラビレは葉の内側がピンクに染まるものがあるが，その色が赤に近いほど値段が高いそうな．それでもある年は濃い色が出ても翌年はそうでもない，なんて事もあるようで「よく分からない世界」．(^^;
今回は赤いとされるものを「青田買い」したがどうなることやら？

そしてアンの話．やはりアンは成長が遅いみたい．なのであまり出回らない．数年前Tさんからアンの種10粒を入手，播いたらほとんど発芽したのに残っているのは1株だけ．放任では残らない品種なんだろうなぁ．

っと，そんなこんなで天下一植物界会場には20～30分滞在しただけで終わった．