ネリネ多弁化への道?

植物たち

蓼科の知り合いに凄い方がおられる.オーストラリアやイギリス在住経験のある方で,今は蓼科で無農薬野菜の農園を経営しておられる80歳台の女性.アメリカ在住だった息子さんが帰国され,今は息子さんがメインで農園をやっておられる.彼女の娘さん(現在イギリス・ロンドン在住)がアチラの小規模なガーデン・コンテストで賞を取られたとか.その時の画像を見せてもらったら中央に朱赤なネリネっぽい花が!彼女には実際のネリネ切り花を数本プレゼントしているので実物をご存知.それで「これネリネじゃないかな?」と二人で話していた.そこで彼女は娘さんに連絡,花の事を尋ねてみたら「日本の庭をイメージして季節的にヒガンバナを入れたかったんだけど手に入らなかったのでネリンにしたの.こちらではネリンはガンジー・リリーとも呼ばれているわ.」とのこと.ネリン?と思ったが,スペルを考えると”Nerine”なので「あ!そうか~」と思った.カタカナ読みすれば「ネリネ」だけどアチラの発音では「ネリン」.相方が「ネリンの方が響きが可愛いねぇ.横山さんに『ネリネをやめてネリンに改名したら?』と提案してみる?」なんて言われ苦笑.今更無理だよねぇ.(~_~;)

さて,余談が長くなったが本題.
今季ネリネの花で面白いものに出会った.それは「多弁花への兆しが見える花」.多弁の始まりは「おしべが弁化する」と聞いていたが,まさに「そのものズバリ」を発見!パッと見「なんだこりゃ?」
まずは北バルコニーで咲いて切り花で連れてきたフジムスメ.普通は花弁6枚だがこれは8枚.そのうちの1つがおしべから進化したみたいな形.

フジムスメ;花弁8枚 1枚の先におしべが!
フジムスメ;花弁と一体になっているおしべ,花粉が出ている
フジムスメ;おしべが3本伸びているけど3本は背が低く花弁から出ているものあり
フジムスメ;変なおしべのアップ

そして蓼科の知り合いレストランへ横山園芸から直送されたネリネ.花瓶に飾られていた中でピンクの8枚花弁を発見.これもおしべがくっついている妙な形.

8枚花弁のピンク花

こういう個体たちが八重への道を歩み出しているものなのかな…とマジマジ見てしまった.切り花で出荷されている中にもこういう子が居るのか~と思いつつ,フジムスメに種が出来ないかなと期待.(^^)

コメント

  1. たま より:

    そそ、こういう咲き方してたら~
    買っちゃうな~( ̄▽ ̄)
    株が充実してきたら綺麗に多弁したりするやも!(*^-^*)
    って期待するぅ~( ̄▽ ̄)
    その花粉も他に着けたいよねえ( ̄▽ ̄)
    ま、、
    ネリネだけじゃないけどねぇ~(^^;
    おお!って思って買っちゃうのン( ̄▽ ̄;)

    • DORA より:

      たまさん,こんにちは(^^)
      切り花でも結構多弁花があるみたいで,別の友人宅へ送ったネリネの中にも8枚花弁の子が居たみたいです.ただ,そういう目で見ないと気づかないですね.写真撮っておいてと頼みました.

      たまさんちにはネリネ斑入りッ子が居ましたっけ.大事にして下さいね.セミナーで見せてもらった子は花茎まで縦縞入っててまるでストローみたいでした.(^^; 車一台買えるとかいう話でしたよ.ホンマかどうか知らんけど.(^o^)

      たまさんは変わり種ッ子を見つけるのがお得意ですものねぇ,原シクも多弁になりかけや斑入りっぽいのやいろいろお持ちですものね.(^^) 注意力あって眼が良いのは裏山です.(^^)