2/26咲くやこの花館の横山さんセミナーの続き.
ヘルツェ様で脱線してしまったのでセミナーの話の続きを.
Q&Aで「オーレアってどんなもの?」との質問があった.
オーレアはゴールド系 花,葉が黄色を帯びる.枯れゆく秋の黄葉も特徴的.葉緑素が少なく,成長が遅く根が少ないので小さめポットの方が良いとのこと.
オーレアの誕生秘話としてその昔横山さんが英国アシュード・ナーセリーでの研修時代の話があった.ヘレボの実生で時に黄色い双葉が出てくるものがあったのだが,あちらではそれはゴミとして廃棄されていた.横山さんが「日本では斑入りとか特徴ある葉が珍重されるから全部捨てず少し残しておいて」とお願いしたのがきっかけで,その後ゴールド系の遺伝子が固定され後のヘレボ・ゴールド祭りへと繋がってゆく.先見の明あり,横山さんは凄い.

実はセミナー終了後,花友さんが机の下の段ボールに入れられていた花の大きい株を発見.売り物かどうか尋ねたら横山園芸・親株とのこと.根がパンパンに張って鉢が割れていたので,植え替え実演に使おうと思って持ち込んだ株だったけど実演してる暇なし(笑).そこでどうせ株分けしないといけないのだからと,株分けしたものを販売してもらえることになった.花友さんは1/2株,私はついでの1/4株.結果が上の写真.

セミナーのQ&Aで,ヨシノのプチドール版について聞いてみた.種親,花粉親,どうなっているのか?と.
チベタヌスの花粉をプチドールに付けて小型のヨシノを作っているとのこと.逆では種の収穫量が悪いし種が出来るかどうかも不安定.
「では,八重プチドールにチベタヌスの花粉を付けたら八重ヨシノが出来るのですか?」と聞いたら横山さん,(なんちゅう質問するんだ!?と)ぶっ飛んでたなぁ.(^^; 「理論的に出来ないことはないけど,八重同士でないと八重は発現しにくいからチベタヌスの八重を見つけてきてくれたら出来ます」というお答え.八重プチドールに花粉付け,実験してみたいけどチベタヌスの花粉の入手が難しい.

セミナー中に八重デュメトルムの見本(売り物(^^;)が回って来た.プチドールの元となった原種(ただしこの時は一重)で,日本の雨の多い気候に合うヘレボを作るためにも必要なデュメトルム.自生地は川のほとりとか湿地とまではいかないけれど水分の多い場所で水に強そう.昨今の異常気象,ゲリラ豪雨にも負けないヘレボは必須だろう.

2回にわたり,とりとめなくざっくばらんに書いてきた.まだまだ話題はあるけどきりがないのでこの辺でおしまい.
最後におまけ.サンシャインでも展示されていた「ライスシャワー」(これもプチドール).

コメント
こんばんは!
あ、昨日のプチドール、私の読解力不足ですいません(^^;。
でも、同等のプチプチちゃんがお土産ってことですね。咲くの楽しみですね!
で、今日のお話。ヨシノ様のプチドール版もあるんですね。
チベタヌスは憧れども高嶺の花で、見て見ぬ振りして通り過ぎてますが、
その姿でプチドールの強さを獲得して、しかもプチな可愛い花なら、
欲しくなっちゃいそうです。(価格によっては高嶺の花のままか?(^^;。)
最後の写真もライスシャワー、サンシャインで見ましたよ。
よく似た姿のピンクのも、すごく好きでした。
こっち方面への改良、すごく楽しみです(^^)。
長文レポートお疲れ様。すっごく勉強になりました。ありがとうございました!
ぺんぎんびたきさん,おはようございます(^^)
あ,昨日の記事,こちらこそ説明不足ですみません.(^^;
セミナーのたびお土産苗を持ち帰ってますが,まだ咲いた試しは無く世話不足(肥料不足)かなと反省中です.蓼科に放置だし.(爆)このプチプチはちゃんと咲いて欲しいなぁ.(←世話しなさい)
さて,プチドール版ヨシノ様,お値段はズバリ!ヨシノ様です.(~_~;)
存在は話には聞いていたのですが出会ったのは初めてでした.そこで清水の舞台から飛び降りる覚悟で思いきって入手.というか,今回は清水の舞台から何度も飛び降りて足折ったわ,の状況ですが.(~_~;)
普通のヨシノ様は蓼科地植えで毎年咲いてますが,この子はどうしようかと思案中.
ライスシャワーは各地に出張してお披露目されてます.(^^) ピンクも可愛いですね.手のひらサイズのプチドール,今後に期待です.
2回にわたるセミナーレポート,読んで下さってありがとうございます&楽しんで頂けて良かったです.(^^)
詳しいレポート連続でありがとうございました。とても楽しく読ませてもらいました。
株分した二分の一を買われたのはどなただろうかと思いました。
本当にクリスマスローズは魅力的なお花ですね。
ありがとうございました
mametaroさん,おはようございます(^^)
1/2株はmametaroさんもよくご存じの方が購入されました.小柄でお目々ぱっちり,チャーミングで観察眼鋭い方…で分かるかな?(^^)
クリスマスローズ,毎年毎年いろんな変化を見せてくれる魅惑の植物です.どこまで変貌出来るのか限界に挑戦!来季も楽しみです.
2日にわたりセミナー・レポートを読んで頂きありがとうございました.(^^)