昨日の続きで6/8バラクラで開催された大野好弘さんのセミナーについての記録.
大野さんと言えば雪割草と苔.今回は雪割草についてのセミナー.なんでバラクラに?と不思議だったが,若い頃バラクラでガーデナーとして働いておられたことを某サイトのインタビュー記事で読み,そうだったのか!と納得.
そんな大野さんのお話は,映像を交えて幼少時のこと,この4月英国行きされたこと,そして雪割草を求めて世界を旅したエピソードや交配のこと,最後に世界の雪割草を網羅したハードカバー本を出版されたという事で本の紹介をされた.
画像はセミナー時の映像から拝借,今年の英国写真はともかくそれ以前のものはハードカバー本でも紹介されている.
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セミナー中の大野さん
幼少時から植物好きで小学校の卒業時「ぼくのゆめ」の寄せ書きに「生き物が好きだから生物博士になりたい」と書いておられたとか.ある意味夢をかなえられておられる.
この4月の英国行きの話を聞いてぶっ飛んだ.そもそもこのRHSウィズレーの映像が出た時に「えっ!?」と思った.次のイングリッシュブルーベルの青い絨毯のように拡がる光景を見て確信した.横山さんとご一緒だったんだ!!後で大野さんに聞いたら「横山さんからお誘いを受けて一緒に行ったんです」とのこと.横山さんがインスタにUPされてた画像は大野さんが撮られてたんだなぁ.(^o^)
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RHSウィズレー
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イングリッシュブルーベルの青い絨毯
英国アシュード・ナーセリーのジョン・マッシー氏とは昔からの知り合いだそうで,彼の雪割草展示(2016年チェルシーフラワーショーで表彰)を見て,今まで雪割草は山野草っぽく展示するものと思っていたところ,こんなお花畑みたいに派手に展示しても良いんだ!と目からウロコだったそうな.
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2016年チェルシーフラワーショー;雪割草展示をバックにジョンと大野さん
そして今回の渡英でジョンの雪割草ハウスを見学された時のツー・ショット.
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2024年雪割草ハウスにて;ジョンと大野さん
雪割草は沖縄と北海道を除く本州・四国に自生している.え,北海道には居ないの?と意外に思った.
朝ドラの「らんまん」で紹介されていた牧野富太郎博士の時代とは異なり,今では新品種と判定するにはDNA鑑定が必要とのこと.雪割草の系統図を作成するにあたりすべてのDNA鑑定をされたとのこと.
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日本のスハマソウ属の分布図
世界の雪割草を求めて藪漕ぎしたり急峻な斜面を這いつくばるようにして探検するのには怪我がつきもの.あばら骨を折った時もあったとか.体育会系でないと出来ない.(~_~;)
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雪割草を求めて;急斜面での撮影はさぞ大変だっただろう
こちらは大野さんが交配されて作られた花たちの一部.雪割草にはイエロー系がないので作ってみたそうな.そして今人気のあるブラック系.そして絞り花.雪割草はヘレボと同じキンポウゲ科.変異が多くて楽しい.
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イエロー系
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ブラック系
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絞り花
こちらが「雪割草のすべて」と言える新刊本.交配された花たちも掲載されている.
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大野さんの新刊本;全品種の雪割草の写真とDNA鑑定結果が掲載されている
コメント
こんばんは~ はいですー コチャラにヘパの自生はございませぬ~
んが、生育は出来るです、我家の場合はネズに「喰われなければ!」ですが(-_-;)
春イチ咲く気満々で控えたふっくら蕾は奴らにとってはご馳走で諭吉数人奢ってま(泣)
同状態の他種花は狙われる~ 有毒のヘレボさえ… 耐性出来たんか?
ムフ 画像の青が凄すぎる~ 自然色に脳内変換しても好い風景(^^)
ミトンさん,こんばんは(^^)
耐寒性問題なく育つのに自生が無いっちゅうのも面白いですね.もし自生があったらどんな子が産まれて来てただろう?…なんて妄想してしまいます.(^^;
あ~,ここでもネズ害が.(>_<) 避けて通れない問題ですね. そそ,ヘレボは「シカに喰われない」と言われてますが「喰われます」.(~_~;) 学習足りない幼いシカとか味見で喰うらしい.それに中には変人ならぬ変シカが居るかもしれないし. イングリブルーベルの青…あれは色だけではなく香りも!!ベランダ・レベルでは花をクンクンしなければ感じない香りですが,あれだけ咲いてたら漂うでしょうねぇ.体験してみたいモンです.(^^)